老化物質はきつね色の食べもの?
からあげやとんかつは老化物質が多い?
久留米大学 医学部の山岸昌一教授がAGEとの接し方について教えてくれました。
老化物質AGE(終末糖化産物)とは?
たんぱく質と糖が結びつき加熱されることで老化物質になってしまう。
とんかつの衣、からあげなど。
蒸し鶏のAGEを1とすると、焼き鳥は5、からあげは10倍ものAGEが含まれる。
体内に入ったAGEは、排出されずに蓄積されていく。
どんなタイミングで溜まっていく?
1 体内で糖とたんぱく質は結びついて発生するAGE
2 すでにAGEを含んでいる食べ物をたべて取り入れてしまう
摂りすぎないことが大切
生でとるほど少なく、高温で調理したものが多く含まれる
老化物質AGE改善調理法と食材
AGEを少なくしたから揚げの作り方
食材をあらかじめ50℃のお湯で洗う
表面についた劣化や酸化した脂がとれる。
50℃洗いをするとAGEが体内に入ることを防ぐことができる。
1 50℃のお湯に鶏肉を入れて適度に裏返しながら余分な脂が浮いてくるまで約2分洗う
2 キッチンペーパーなどでしっかり水気をふく
3 50℃洗いをしたあとは普通のからあげと作り方は一緒
とんかつも同じように50℃洗いをするとAGEを減らせる。
AGEを抑える食材
ベジブロス(野菜だし)とは?
野菜の皮、へた、タネなどで作っただしのこと。
野菜の皮や種などはAGE抑制効果があり、ファイトケミカルが多く含まれている。
1 鍋に1.3Lの水をいれ、両手いっぱいの野菜の切れ端と、お酒少々入れる
2 弱火で約20分煮る
3 ざるで濾し、冷蔵庫保存で3日間で使い切る
ベジブロスで炊いたごはんなど使い方はいろいろ。
もちろん、煮物のだしとしても使えます。
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AGE抑制食材
ブロッコリースプラウト
体内でAGE化するのを抑えるスルフォラファンが多く含まれている。
生で食べるのがおすすめだそうです。
一日に50gぐらい、効果は三日間あるそうです。
まとめ
肉の50℃洗いは余計な脂肪も落ちていいですね。
AGE抑制だけでなく、味のほうも美味しいそうです。
今度から肉料理のときはぜひ試してみたいです。
ブロッコリースプラウトは最近注目の食材ですね。
スーパーの野菜売り場にもたくさん置くようになりました。
こちらを食べるときの注意は、よく噛むことです。
噛めばかむほどAGE抑制物質が出るそうですよ。