食べ合わせの良いもの、悪いものって聞きますよね。
風邪の予防はナニがいいの?冷え性、乾燥肌にいい最強の食べ合わせとは?
いろいろな予防に役立つ最強の食べ合わせをラインナップ
◆風邪予防の食べ合わせ
牛乳とかぼちゃ
かぼちゃはビタミンCと抗酸化作用の高いβカロテンを含んでいて感染症に対する抵抗力をつける。
牛乳に含まれるビタミンAは喉や鼻の粘膜を強化、保護に役立つ。
またラクトフェリンは免疫力を高め、ウイルスの増殖を防ぐ働きがある。
※両方入っているパンプキンスープがおすすめ、そこに疲労回復の作用があるたまねぎをプラスするとさらに良い。
◆冷え性予防改善の食べ合わせ
納豆と野沢菜
野沢菜などの発酵食品に含まれる乳酸菌は身体を温め血行促進する。
納豆に含まれるナットウキナーゼは血栓を溶かす作用があって血行を促進させる。
※ワーファリンなどの薬を服用している人は納豆を摂らないようにしてください。
※納豆と野沢菜の和え物、納豆とキムチに和え物もオススメ。
◆乾燥肌の予防・解消する食べ合わせ
手羽先とニンジン
手羽先に豊富に含まれているゼラチン質、皮膚などを丈夫にするコラーゲン・ビタミンAを含んでいる。
ニンジンのβカロテンは体内でビタミンAに変わり、粘膜や皮膚の健康維持の働きがある。
※手羽先とニンジンの煮物。手羽先とにんにくのオリーブオイル焼きなど。
◆関節痛の予防・解消する食べ合わせ
山芋とマグロ
山芋には関節軟骨と同じ成分のコンドロイチンが含まれている。
マグロのオメガ3脂肪酸は関節痛の痛みを防ぐ働きがある。
山芋に含まれているビタミンEは、オメガ3脂肪酸の酸化を防いでくれるので相乗効果でとても良い組み合わせ。
※マグロの山かけに桜海老をプラスするとさらに良い。
いろいろな食べ物をバランスよく摂ることも大事ですよね。
しかし、食べ合わせによっては悪い結果になってしまうものもあるのです。
この組み合わせ○?×?
カキを使った貧血予防のメニューどちらが良い?
A カキとほうれん草のパスタ
B カキとひじきの炊き込みご飯
Aのカキとほうれん草のパスタが貧血予防に良い!
増血に必要なミネラル不足で貧血になってしまう。
カキは増血に必要なミネラル、ほうれん草は鉄分が豊富。
では、選ばれなかったBはどうして?
食物繊維のほうふなひじきと一緒に摂ってしまうと、カキに豊富に含まれている亜鉛の吸収を阻害してしまうため。
貧血だけどどうしても炊き込みごはんが食べたい!という方は、ゆずをプラスすると亜鉛の吸収率がアップする。のでやってみてくださいね。
ほうれん草を使った生活習慣予防のメニューどちらが良い?
A ほうれん草とベーコンのソテー
B ほうれん草のゴマ和え
悪玉コレステロールを下げるのは、ほうれん草のゴマ和えです。
ほうれん草とベーコンのソテーは、ベーコンに含まれるアミンとほうれん草に含まれる硝酸と化学反応を起こすことがあり、希に発がん性物質になってしまうこともあるので、毎日摂取するのは避けたほうが良い。
では、どうしてもほうれん草とベーコンのソテーが大好きな方は、化学反応を抑えるレモンを足して食べると良い。
大根とニンジンを使った美肌効果があるメニューはどちらが良い?
A 大根とニンジンに煮物
B 大根とニンジンの野菜スティック
美肌効果が期待できるのは、大根とニンジンの煮物でした。
ニンジンに含まれているアスコルビナーゼという酵素が生で食べると大根のビタミンCを破壊してしまう。
そこで、ニンジンを加熱するとビタミンCは破壊されない。
また、ニンジンは煮るとβカロテンが30%アップ、炒めると50~70%アップするといわれている。
どうしても生で大根とニンジンを食べたいときには、お酢が入ったドレッシングを使うと栄養素が壊れるのを抑えられる。
豚肉を使った老化防止効果のあるメニューはどちらが良い?
A 豚しゃぶときゅうりのサラダ
B 豚肉としめじのしょうゆ炒め
老化防止効果があるのは、豚肉としめじのしょうゆ炒めでした。
きゅうりには身体を冷やす作用が新陳代謝を低くしてしまうので、豚肉に含まれるビタミンの効果を発揮できなくなる。
季節によっても、積極的に取り入れたい食材などがありますね。
特に冬は、風邪は万病のもとですから予防を中心に考えると健康に過ごせそうですね。
2016年は、インフルエンザの流行が遅れてやってきています。
これから大流行しそうな勢いですから、毎日の食事で少しでも予防できたらよいですね。
バランスの良い食事、うがい、手洗いが最強の予防になると思います。